2012年03月14日

岩田正 米寿と現代短歌大賞受賞を祝う会

3月10日(土)、東京・中野サンプラザで、岩田先生の米寿と現代短歌大賞を祝う会が開かれ、先生と親しい歌壇・かりんの方々、約170名が集いました。
「まひる野」時代から60年をこえる交流のある篠弘氏、ほか秋葉四郎、伊藤一彦、栗木京子、小島ゆかりの各氏から、現代短歌史における岩田正の評論の意義、歌人論のすぐれていること、作品に溢れるやさしさやいたわりなどの人間性と都会性、そして、つねに後輩を励ましともに競おうとしてきたことなど、いずれも心のこもった深いスピーチをいただきました。
また岩田先生からは、戦時の軍隊生活の過酷さ、その中で出会った人々の記憶などについての印象深いお話があり、そこにこめられたものをきちんと受け止めたいと思いました。
最後は、先生の愛してやまないタンゴの生演奏。早稲田の学生「オルケスタ・デ・ダンゴ・ワセダ」の若々しい演奏に、大きな拍手がありました。
今回は、岩田先生が長年多くの教室、短歌会で指導してきたベテランの会員も多数出席。作品・評論の外に広がる先生の業績があらためて思われました。
これからもお元気で、私たちを叱咤激励してください。

(米川千嘉子)
posted by かりんの会 at 21:21| 日記
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