2012年03月22日

梅内美華子さん芸術選奨新人賞授賞式

3月19日(月)、第62回芸術選奨の授賞式・祝賀会が霞ヶ関(合同庁舎、旧文部省庁舎)であり、梅内美華子さんが文部科学大臣新人賞を受賞しました。芸術各分野で優れた業績をあげた作者に対する賞で、小説などを含めた文学部門の新人賞は梅内さんのみ。
昨年刊行の第五歌集『エクウス』における「身体感覚の詩的結実」が高く評価され、「コブラから猫へ杖へと擬態してニンゲンにもどるときを怖るる」の「人間として存在する脅え」のほか、郷土青森に関わって「失われながら残りゆくもの」への「愛惜」なども注目されました。
きれいな鴇色の着物姿の梅内さん。歌壇内の授賞式とは違い、あらためて受賞者のスピーチを聞くことはできませんでしたが、馬場先生、NHK出版の林史カさん、梅内さんの妹さん、米川で、梅内さんを囲んで乾杯しました。
40代初めで、すでに5冊の充実した歌集をもつ梅内さんのさらなるご活躍を楽しみにしたいと思います。
(米川)
posted by かりんの会 at 00:59| 日記
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